独身の方が沢山いるなか、なぜこれだけの男女が結婚できないのでしょうか?
その答えは「適当な相手に巡り合わない」という意識にあります。。
たとえば、古くより日本では「お見合い結婚が」一般的でした。
歳ごろの男女は親が仲人が決めた相手と出会い結婚に至るシステムです。
真面目な人には誰かが縁談を良いし、お見合いを用意し結婚するのが当たり前の時代、結婚は本人同士の意思決定だけで
決断できるものではなく、家同士や地域の結びつきにより進められる行事でした。ある意味。自分から行動しなくても
ある程度の年齢になれば結婚はできたのです。しかしその後高度経済成長期を迎えると女性の社会進出が進み
結婚のスタイルはお見合い結婚から恋愛結婚へと移行、自由意志によって結婚できるようになったのです。
これにより、より良い結婚相手を求めて男女は自ら結婚への活動を始めます。
中でも、恋愛結婚の中心になったのは社内結婚です。企業各社は右肩上がりの経済成長を背景に新卒の男女を大量に一括採用し
職場での出会いが一気に増えました。当時は終身雇用、年功序列が機能していたので、女性にとっては結婚相手の生涯賃金の
見当がおおよそついた点も、社内結婚に拍車をかけた要因のひとつでしょう。
ところがバブル経済が崩壊し、その後の長引く不況で体力を失った企業は大量採用を次々に手控え、就職氷河期を迎えます。
大量の男女を一括採用するスタイルは失われ、社員数の減少した会社では、当然出会いの機会も少なくなってきました。
後に続きます。
参考文献 鎌田久美夫氏
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